射し込んだ光で居場所はなくなった。暗闇が僕にとっての光だった。埃の舞う部屋に現れた階段は、天国への階段か、ヴィア・ドロローサか。世界のどこかで、何かが終わる音。 乾いた喉に、唾を飲む音は感傷的な響き、不規則に反射した。それだけだった。 一息…
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